
バッテリー交換とバックアップ電源
本当に必要なのは「あること」より「使えること」
停電は、予告なく起こります。それが数分なのか、ほんの一瞬なのかは分かりません。
ただ一つ言えるのは、電源が落ちた瞬間に止まる設備は、現場にとって大きな負担になるということです。
監視カメラが映らない、通信が途切れる、制御がリセットされる。復旧自体はできても、その間の記録や状況は戻ってきません。
こうした事態を防ぐために導入されるのがバックアップ電源です。
しかし実際の現場では、「バックアップ電源は入っているのに守れなかった」というケースも少なくありません。
原因の多くはバッテリー交換の遅れ
無停電電源装置(UPS)や直流電源装置は、普段は静かに動いています。
警告音が鳴るわけでもなく、見た目で異常が分かることもほとんどありません。
そのため、バッテリー交換のタイミングが後回しになりがちです。
・停電時、想定より早く電源が落ちた
・バックアップ時間が極端に短くなっていた
・再起動はできたが、ログが残っていなかった
こうしたトラブルは、電源装置そのものではなく、内部バッテリーの劣化が原因であることが多く見られます。
バックアップ電源は「設置後」が本番
バックアップ電源は、導入した瞬間がゴールではありません。
むしろ、運用が始まってから数年後に差が出ます。
特に屋外設置では、
夏と冬の温度差、湿度、結露、粉塵などの影響を受けやすく、バッテリーの消耗は想定より早く進むことがあります。
そのため重要なのは、
・ 交換を前提に設計されているか
・点検や作業が現実的に行えるか
という視点です。
屋外対応バックアップ電源という選択肢
当社では、屋外での使用を前提にしたバックアップ電源を取り扱っています。
※当社の以下の商品は「期待寿命 10年」
【PUPS-B1200S(屋外対応 無停電電源装置)】
小型設備向けのUPS。監視カメラや通信機器など、停止させたくない機器を想定し、設置性と保守性のバランスを重視しています。
【PUPS-S1KB(屋外対応 無停電電源装置)】
より安定したバックアップを求める現場向け。BCP対策の一環として、公共設備やインフラ周辺で選ばれることが多いモデルです。
【PREC-S8KB(屋外対応 直流電源装置)】
直流機器中心の構成に適した電源装置。UPSと組み合わせることで、柔軟なバックアップ電源システムを構築できます。
バッテリー交換まで含めて考えるBCP電源対策
BCPにおける電源対策は、「止まらないこと」だけが目的ではありません。
止まらない状態を、長く維持できることが重要です。
そのためには、
・バックアップ電源の導入
・屋外環境に合った仕様選定
・計画的なバッテリー交換
この3つを切り離さずに考える必要があります。
何も起きていない今こそ見直す
停電はいつ起こるか分かりません。
だからこそ、何も起きていない今の状態が、点検や見直しの最適なタイミングでもあります。
「バックアップ電源はある」
「今は問題なく動いている」
そう感じている場合でも、バッテリー交換の時期を一度確認してみてください。
当社では、屋外対応バックアップ電源の導入から、運用・バッテリー交換を見据えた設計まで、現場目線でサポートしています。
設備を止めない。
記録を残す。
復旧を早める。
バックアップ電源とバッテリー交換は、現場を守るための「当たり前」を支える存在です。



