
冷蔵・冷凍設備のBCP対策
UPSとバックアップ電源の重要性
食品工場、物流倉庫、スーパー、飲食店、医療・研究施設などにおいて、冷蔵・冷凍設備は品質を守るために欠かせない重要設備です。
停電によって冷蔵庫・冷凍庫・低温倉庫が停止すると、庫内温度が上昇し、食品や医薬品、検体、原材料などの品質低下につながるおそれがあります。
その結果、廃棄ロス、納品遅延、取引先からの信頼低下など、事業に大きな影響が出る可能性があります。
だからこそ、冷蔵・冷凍設備を扱う企業にとって、UPSやバックアップ電源を活用したBCP対策は、単なる防災対策ではありません。大切な商品価値と事業継続を守るための重要な設備投資です。
冷蔵・冷凍設備に必要なUPSの役割
UPSとは日本語では「無停電電源装置」と呼ばれます。
停電や電圧低下、瞬時電圧低下などの電源トラブルが発生した際に、接続された機器へ一定時間電力を供給し、機器停止やデータ破損のリスクを軽減する装置です。
冷蔵・冷凍設備では、冷蔵庫本体だけでなく、温度管理システム、監視装置、通信機器、制御盤などを守るうえでUPSが重要になります。
特に、温度管理システムや監視装置が停止すると、庫内温度の変化に気づくのが遅れ、初動対応が遅れる可能性があります。そのため、冷蔵・冷凍設備の停電対策では、本体設備だけでなく、周辺機器の電源確保も重要です。
BCP対策における電源確保の重要性
BCPとは日本語では「事業継続計画」と呼ばれます。
自然災害、停電、火災、感染症、システム障害などの緊急事態が発生した場合でも、中核となる事業を継続し、早期復旧を目指すための計画です。
冷蔵・冷凍設備を扱う企業にとって、BCPの中心になるのは「温度を維持すること」です。
冷蔵品・冷凍品は、適正温度から外れると品質保証が難しくなる場合があります。特に食品、医薬品、検体、ワクチン、原材料などは、温度逸脱が廃棄や信用問題につながるため、停電対策が欠かせません。
つまり、冷蔵・冷凍設備のBCP対策では、「停電した後にどう復旧するか」だけでなく、「停電中にどの設備を守るか」を事前に設計しておくことが重要です。
冷蔵・冷凍設備で停電が起きた場合のリスク
冷蔵・冷凍設備の停電リスクは、単に「冷えなくなる」だけではありません。
庫内温度の上昇により、保管物の品質が低下する可能性があります。また、温度管理データが途切れると、出荷・販売・納品時に品質を証明できなくなるおそれもあります。
さらに、停電後の再起動時には、冷凍機やコンプレッサーに大きな負荷がかかる場合があります。設備への負荷が大きくなると、故障や復旧遅延につながる可能性もあります。
そのため、バックアップ電源を選ぶ際は、消費電力だけで判断するのではなく、起動時の負荷、必要な稼働時間、守るべき設備の優先順位を確認することが重要です。
停電対策で重要なのは設備の優先順位
冷蔵・冷凍設備のBCP対策では、すべての設備を長時間動かすことだけが正解ではありません。
重要なのは、守るべき設備を分類し、優先順位を決めることです。
第一段階として、UPSで瞬断や短時間停電による制御装置・監視装置・通信機器への影響を軽減します。
第二段階として、直流電源装置により、温度監視、通信、遠隔監視、制御系統など、継続的に動かしたい設備へ安定した電力供給を行います。
第三段階として、非常用発電設備や外部電源を組み合わせることで、長時間停電への備えを強化できます。
このように、UPS・直流電源装置・非常用電源を役割ごとに組み合わせることで、冷蔵・冷凍設備の停電リスクを段階的に抑えることができます。
冷蔵・冷凍設備におすすめのバックアップ電源
PUPS-B1200S 屋外対応 無停電電源装置
PUPS-B1200Sは、屋外や半屋外の設備にも設置しやすい屋外対応UPSです。
瞬断対策に対応し、屋外設置が可能なため、冷蔵倉庫や食品工場の監視装置、通信機器、制御盤の停電対策に活用できます。
冷蔵・冷凍設備の周辺には、屋外や半屋外に設置される通信機器や監視設備も少なくありません。PUPS-B1200Sは、そうした環境で重要機器を守るためのバックアップ電源として検討しやすいモデルです。
PUPS-S1KB 屋外対応 無停電電源装置
PUPS-S1KBは、必要な設備ごとに分散配置しやすいUPSです。
コンパクトで導入しやすく、温度ロガー、遠隔監視装置、ネットワーク機器など、冷蔵・冷凍設備の周辺機器を守りたい場合に適しています。
複数の冷蔵庫・冷凍庫、低温倉庫、管理室などに分けてバックアップ電源を配置したい場合にも活用しやすい製品です。
PREC-S8KB 屋外対応 直流電源装置
PREC-S8KBは、安定した電力供給を重視した直流電源装置です。
通信設備や監視設備との相性が良く、停電時でも温度監視や警報通知、遠隔確認を維持したい場合に役立ちます。
冷蔵・冷凍設備では、停電時に庫内の状況を把握できるかどうかが初動対応を左右します。PREC-S8KBは、温度監視や通信設備を支える電源として、BCP対策の中核に活用できます。
PUPS-B1200S、PUPS-S1KB、PREC-S8KBを活用することで、冷蔵・冷凍設備の停電対策をより実践的に進めることができます。
大切な商品と取引先からの信頼を守るために、今こそバックアップ電源の導入をご検討ください。



